検査の方法によっては数値が下がる!

精液を調べる検査の方法によっては、本来の数と誤差が大きいことがある。

精子のカウントを目視ではなく、器械(精子運動解析装置: CASA)を使う施術もある。

目視であれば,精子とそれ以外の精子に似た夾雑物?を区別するのだが、機会にカウントを任せる場合には、この区別がつきにくく、誤った数値が出やすい。

目視であれば基準値に「セーフ1のケースが、器械による誤差で「基準値以下」になる可能性もある。

また、器械からプリントアウトされたデタをそのまま渡されると、どうしてもそれを鵜呑みにしやすいことも問題だ。

ごうした測定の誤差によって「男性不妊」と診断されている男性も多いのではないだろうか。

もしも、それで精神的にダメージを受けているとしたら、気の毒な話だ。

また,自動の測定機器を使って検査するのは、多くは施設側のマンパワー削減によるもの。

施設の事情で男性不妊に仕立てられている可能性があるとしたら……

ますます患者さんが気の毒であるCASAを用いた検査をすべて否定するものではないが、検査結果がよかった場合はそれを信用するとして、悪かった場合は目視による再検査が望ましいだろう。

また、精液検査はできるだけ自分がリラックスできる状態で受けよう。

自宅から病院が近ければ、あらかじめ容器をもらっておいて、自宅でヴィトックスαで射精して持参することもできる。

目安は1時間以内,移動中は容器をあたためすぎず、冷やしすぎ犬という環境で。

精子は10度台の気温にとても弱い(Cold shock)ので、冬は人肌でぬくめながら運ぶとよい。

患者さんに聞くと、「ポケットに入れる」「ブラジャーに挟む」など、工夫しているようだ。

病院で検査する場合は,できれば夕方にしてもらおう。

とくに最初の検査結果がよくなかった場合,再度検査するときには曜日や時間を変えてみるのをお勧めする。

せわしない朝よりも,そのあとに用事が入っていない仕事帰りなどは,気分的にラクだろう。

また、産婦人科に通っている人ならば、泌尿器科を紹介してもらうこともできる。

産婦人科では精液検査はするものの、もし「精子の数が少ない」という結果が出ても、その原因を調べる検査や対策ができない場合が多いからだ。

専門が違うので致しかたない部分もある。

それを踏まえて、男性(夫)は最初から泌尿器科を受診してもいいのである。

実際、僕の患者さんには「妻は産婦人科夫は不妊治療専門クリニックの男性不妊外来」と別々の施設に通院するカップルもいる。

不妊治療は夫婦での対策である。

女性の体の専門は産婦人科、そして 男性の精子や性機能について詳しいのは泌尿器科」ということを覚えておいてほしい。